ペニシリン系でよく使うもの

感染症

◎ペニシリン系

◯注射薬

・注射用ペニシリンGカリウム

切れ味が良い

血管痛などにつかいにくいところもあり、アンピシリンという代替薬もあるため、頻度はおちる

・アンピシリン（ビクシリン®など）

重要な抗菌薬

・アンピシリン・スルバクタム（ユナシン®など）

呼吸器感染症に使え、皮膚軟部組織感染症に使え、腹部感染に使え、使うべきシチュエーションは非常に多い

逆に尿路感染症に使う理由はない

・ピペラシリン

緑膿菌感染症とわかったときのピペラシリン・タゾバクタムからのde-escalationに

・ピペラシリン・タゾバクタム

広域で、カルバペネムスペアできる抗菌薬としての意義は大きい

ESBL産生菌ならセフメタゾールがあるので本剤を使う必然性は乏しい

同じ理由で尿路感染症に使う理由もない

◯経口薬

・アモキシシリン（サワシリン®など）

経口抗菌薬の超優等生

PK/PD的に優れ、薬剤耐性菌を惹起しにくく、値段も安い

・アモキシシリン・クラブラン酸（オーグメンチン®）

必ずアモキシシリンと併用して「オグサワ」に